筒井康隆が久しぶりにやってくれた。
「従軍慰安婦像に射精してザーメンまみれにしてやれ」とツイートしたところ、筒井が狙った通りに炎上。
このツイートに怒りまくった、彼の著作を韓国語で出しているあちらの出版社から三行半を叩きつけられた。
これまた計算ずくであったわい、うはははははは。わははははは。ひひひひひ。と私が住まう隣の区の高台にある作家の豪邸の奥から高笑いが聴こえそうだ。
なにせ、過去にてんかん患者が交通事故を起こす作品で物議を醸し、言論狩りにも似た患者団体の抗議に抗議する形で断筆宣言までやってのけた作家である。
表現のタブーに挑んできた人だけに今回の騒擾もさもありなん。
紙媒体への断筆の期間中も自身のホムペ限定で「めくら」「つんぼ」「おし」の「差別用語」を散りばめた作品をアップして意気軒昂たらしめていたのだから。
四方八方誰をも傷つけることなく丸くおさまる表現活動なんてありえない、と私は常々思っていたから、さすがは筒井だなあと快哉した記憶がある。image
今回も慰安婦という言葉から「従軍」だとか「韓国・朝鮮人」をはぎ取り、慰安婦=おのが性を切り売りする商売として見た場合、当然それは精液まみれになることが必然となる仕事であり、それをいちいちフィギュア化して当てつけがましく、非礼にも他国の大使館の前におっ立てて政治外交問題に結びつけ矮小化してしまうことを嗤ったに過ぎないと、長嶺駐韓大使が帰任したこと(そのことはツイートの前段に記されている)は日本政府がその矮小化を図らずも容認した形になったことへの抗議でもあると、僭越ながら凡愚の私は天才作家の胸中を推し量っている。
作家がツイートを削除したのは、そのあたりが理解出来ない人たちに対応するのもめんどくさいからだけであって、けっして浅薄な上っ面しかみない世論に屈したわけではなく、現にネットで公開中の「偽文士日碌」という彼の日記の4月4日付け日記文中には問題のツイート全文がそのまま記載されている。
久々に筒井康隆が読みたくなってきた。どうでもいいことだが、たまには垂水駅前をお散歩してくださいな。筒井先生。