結局雨は降らずじまい。朝のうちこそどんよりした空だったが、昼より晴れ間が広がり、若干の寒気をもたらす。
娘に頼んでおいた古いノートパソコンの蔵出し、まだ手をつけていないようだ。ほんまにケツが重いやっちゃ。
これが息子なら「ちゃっちゃっとやらんかい!」とどつき倒してでもはいいが、逆襲されて当節のこと殺されかねん。子供が女でよかった。吉田沙保里みたいなのは別として。
バックアップ作業、ようやく先が見えてきた。いっとき(40代前半まで)はアダルト関係の無修正なんちゃらも鼻の下を伸ばして、休み前の夜なんか窓の外が白くなる頃まで「でひひひ」と涎を垂らしながらネットから下ろして保存していたものだが、これらの扱いには困った。削除してしまうのは惜しいが、うかつに残しておいて、私にもしものことがあった場合、やはり恥ずかしい。
いやいや、今どきの女性もたいがいそういうのを一度は見ているから免疫が出来ていて、「うちのオヤジもまあ普通の男やったんやな。しっかしまあ、こんなぎょうさん集めてからに。アホちゃうか」で笑ってすましてくれるだろう。
だいいち日頃から、酔ってはドスケベなことばかり言っておった(おる)私である。「ま、これくらいのことはやりかねんやろ。あのくそったれオヤジは」と、妻と娘も苦笑しながら流してくれるだろう。
こういうところに日頃の行いが生きてくるわけである。日頃スケベな言動の、「動」はともかく「言」を心がけておけば、ちゃんといいように評価されるのである。だから堅物男はダメなのだ。生前のふるまいの表裏の乖離が余計に遺族に軽蔑の念を増大せしめる。
結局エロ関係はアダルトもOKの某無料サーバに置くことにした。これならIDとパスワードを知られないかぎり、誰にも見られることなく、後はサーバの底へ藻屑となって沈み、ずっとアクセスなし状態となっているわけだから、いずれ勝手に消されることであろう。
しかしまあ、そういう類のものを見ているとアダルト関連の紙媒体やDVDメディアが壊滅状態になったのはよくわかる。それら有料コンテンツ以上に刺激的なものが無料でいくらでも観られるのだから。ただし、何度か地雷(ウイルス感染、振り込め詐欺など)を踏まされるのは必至。その都度こいつらと格闘してきてスキルも上がった。adult
人間よく出来たもので、男もあっち方面が弱くなってくると、アダルトサイトにも興味が失せてくる。もうすぐ六十路を歩むことになるのだが、あの頃何を必死こいてこんなものをコレクションしていたのだと自分で呆れると同時に、いいように人間が枯れてきているなとも自負している。
落語の艶噺バレ噺は棺桶に片足突っ込んでそうな師匠がやると少しもイヤらしくない。
それと同じ伝で、ほどよく加減された猥談をバーの片隅でバランタインの30年物でもなめながら、女性相手にさらりとやれる粋なジジイを目指したいものである。